NoSQL

NoSQLとは

Not Only SQLの略。RDB（リレーショナルデータベース）ではないデータベースの総称。

RDBを操作する際に使われる言語であるSQLだけではなく、様々な種類のデータを扱うことができるという意味が込められている。

NoSQLの特徴

処理速度が速い

NoSQLの最も大きな特徴。

NoSQLはRDBのように厳密な管理を行わず、データの一貫性や独立性を担保しない代わりに、膨大なデータでも素早く処理できる。

【RDBとの比較】

RDBの特徴：データの一貫性や独立性を担保する

デメリット：データの量が増えるに伴い、処理速度が遅くなる

構造化データ以外も保存できる

構造化データ：Excelなどの表形式で整形されたデータ

RDB：構造化データ以外は保存できない

NoSQL：RDBのように厳密な制約がないので、構造化データ以外も保存できる

No SQLの種類

キーバリュー型

一意のキーとそのキーに紐付く値（バリュー）がペアになっているNoSQLの基本的なデータベース。

代表的なサービス：RedisやDynamoDB

特徴

構造がシンプルなため、処理が高速で容量も少なく、データへのアクセスが高速

ワイドカラムストア型

キーバリュー型にカラム（列）が追加されたデータベース

代表的なサービス：BigTableやCassandra

特徴

キーバリュー型のメリットに加えて、自由にカラムを追加することができ、必ずしも全てのバリューやカラムに値が入っている必要がないため、より柔軟にデータベースを構築することができる

ドキュメント型

JSONなどのドキュメント形式で管理することができるデータベース

代表的なサービス：MongoDB

特徴

ドキュメントごとに異なるデータ形式を保存することもでき、様々な形式の複雑なデータをそのまま扱える

グラフ型

円グラフや棒グラフなどの図形を示しているわけではなく、「グラフ理論」というものに基づいたデータ同士の関係性を表現することができるデータベース。

代表的なサービス：Neo4j

特徴

データ同士の関係性が複雑であっても処理速度が速い